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チキンラーメン開発秘話④ 安藤家総出でチキンラーメンの試作品作り


チキンラーメン開発秘話④ 安藤家総出でチキンラーメンの試作品作り

昭和33年(1958)春

即席麺は、完成に近づき、ラーメンを試作する段階になっていました。

しかし、百福に足りないものが2つありました。

1つはお金、もう1つが、人手です。

信用組合の破産で資産を没収されていて、経済的には厳しい状態が続いていました。

ラーメン開発は一人で頑張ってきましたが、試作となると、どうしても手が回りません。

そこで家族総出で作業をすることになりました。

妻の仁子、仁子の母の須磨、そして子供の宏基と明美。

仁子と須磨がスープ作りを担当し、ぶつ切りしたトリに、鶏ガラと香辛料加えて5時間ほど煮出しました。

そうしてできたチキンスープを麺に注ぎ、まだ熱いうちに手でほぐして陰干しします。

麺の水分量を確認するのは百福の担当でした

計測器はないので指で触って調べました。

陰干しの後は、鉄板に穴をあけて作った6個入りの手製の四角い枠に麺を均等に詰めます。

それを160度の油が入った中華鍋にゆっくり入れて、気泡が小さくなったところを見計らって取り出します。。

この取り出しのタイミングの見極めが重要だそうです。

全体が焼き菓子のような黄金色になったら完成です。

めんが冷めたら、宏基が1つずつセロハンの袋に詰め、明美が足踏式の電熱シーラーで袋を閉じました。

シーラーの電熱部に触って何度もやけどをしてしまいました。

最後に全員でダンボール箱に30食ずつ詰めます。

こうして家族みんなで1日に400個を作り上げたのです。

遊びたい盛の子供達が嫌がりもせずよく手伝ってくれたと百福は言っています。